酢ドリンクを自分で作る

“飲む酢”や酢入りドリンクを出す店が続々登場

 酢が大ブームだ。これまでは酢の物などの料理に使うのが一般的だったが、最近は“飲む酢”も次々と発売されている。果物を原料にしたものもあり、“酸っぱいのは苦手”という人もおいしく飲めるものがたくさん出ているのだ。
 そこで、これからの季節にピッタリの“酢ドリンク”を紹介しよう。リストアップしてもらったのは、東京・南青山に期間限定でオープンした「OSU―Cafe@Limapuluh(お酢カフェ@リマプル)」の山本権太郎店長。「商品開発のために、さまざまな酢のドリンクを作って試した」と話す山本氏が言う。
「お酢の一番の効果は疲労回復です。私も毎日酢を飲んでいますが、疲れにくくなりました」
「お酢カフェ」では、ノンアルコールドリンクを4種類、アルコールドリンクを2種類出している。客の反応は予想以上で、「続けて出してほしい」という声も多い。そのため、当初は8月3日までの期間限定だったが、延長も考えているという。
 では早速、山本氏におすすめ酢ドリンクの作り方を教えてもらおう。

●果物のサワードリンク
「密閉容器に酢、果物、グラニュー糖を入れて、冷暗所で1週間ほど置きます。水かソーダで割って飲みます。果物を漬けておくことで、酸味がまろやかになります。1日大さじ1杯の酢が健康のためにいいといわれていますが、果物を漬けたサワードリンクなら、酸味が苦手な人も無理なく酢を飲むことができます」
 何にでも合いやすいのはリンゴ酢などの果物酢だそうだが、酸味が得意な人なら米酢や玄米酢などの穀物酢で試すのもいい。
「果物は好みでいいです。作ってみた中では、オレンジやグレープフルーツ、ブルーベリーなどとの相性がいいです。ライムやレモンも合う。リンゴ酢にリンゴ、ブドウ酢にブドウというように酢の原料と合わせて果物を選ぶのもいいです。漬けた果物は食べられます」
 記者も飲んだが、とてもおいしかった。活用の幅は広く、白ワインや焼酎のソーダ割り、ウオツカなどにも入れてみたが、イケる味だった。アルコールに加える方法は、特に酢が苦手な人におすすめ。

●野菜のサワードリンク
 酢が嫌いな人にはちょっと向いていないかもしれないが、「酢、大好き」「より健康効果の高いものが飲みたい」という人にはサイコーだ。
「玄米酢などの穀物酢にゴーヤやセロリなど生でも食べられる野菜を漬けて、1週間置きます。果物の場合と同じで、水やソーダで割って飲みます」

●ティー&ベリービネガー
 用意するのは紅茶、ブドウ酢、クランベリージュース。3つを合わせれば出来上がり。

●キンモクセイビネガー
「“完熟リンゴ酢”という、普通のリンゴ酢よりかなり甘味の強い酢があるんですが、これを桂花茶に入れて飲みます」
 ちなみに完熟リンゴ酢は、酸味が苦手な人にピッタリの酢だ。「酢が苦手で酢の物も食べられなかった」というHさんも、「試しに完熟リンゴ酢を飲んでみたら、甘味のおかげで酸味があまり気にならなかった。毎朝水で割って飲んでいます」とのこと。
 ほかにアマレットというリキュールにジンジャーエールとブドウ酢を入れたり、「ウオツカ+黒酢」「スパークリングワイン+完熟リンゴ酢」などもおすすめ。酢には疲労回復に加え、血圧調整、コレステロール低下、血糖値の上昇抑制、食中毒予防、カルシウムの吸収を高める、などの効果も期待できる。疲れやすい夏に勝つためにいろいろ試してみよう。

《酢入りドリンクが飲める店》
●OSU―Cafe@Limapuluh(青山)(電話)03・3401・1193
●まるさんフーズ(下北沢)(電話)03・3485・3838
●サンデーブランチ(下北沢)(電話)03・5453・1313
●ジューサーバー(池袋)(電話)03・3988・1038

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