食前キャベツダイエットで27キロやせた

3カ月で

 食前キャベツダイエットをご存じか? アントニオ猪木が糖尿病を克服したとして話題になったダイエット法だが、ある医師が3カ月で27キロ減量に成功したことで、改めて注目されているのだ。その医師である名古屋大学医学部付属病院循環器内科・簗瀬正伸氏がこう言う。
「昨年10月1日から12月31日までチャレンジし、体重は96・6キログラム→69・6キロ、体脂肪は43%→23%、ウエストは119センチ→86センチになりました。しわや緩みもなく、今は63キロ台まで落ちました。リバウンドもありません」
 学生時代の簗瀬氏の体重は65キロ。大学卒業後、過食と運動不足で糖尿病寸前となり、高血圧の薬が手放せなくなった。
「心臓病の患者さんに食事のアドバイスをしても、“先生がやせなきゃ説得力ないよ”と言われ、一念発起。ダイエットを始めましたが、すべて失敗しました。ダイエット食はカネがかかるし、黒酢ドリンクは飲みやすいよう甘いものを入れ逆効果でした。最後にたどり着いたのが、この方法だったのです」

 やり方は簡単だ。食事前にキャベツ6分の1個分を5センチ角に切り、10分以上かけて食べるだけ。満腹感を得られるので、その後の食事量が少なくなるという。寒天ダイエットと同じ理屈だが、キャベツにはビタミンCや食物繊維が豊富だから肌のつやも良くなり、きれいにやせられるという。問題はどうやって飽きずにキャベツを食べ続けるかだ。
「正直、10日もするとうんざりしてきます。そこで、和風、中華風、ゴマ入りなどのノンオイルドレッシングや、焼き鳥屋風ソースで風味を変えました。また、プチトマトやニンジン、キュウリをまぜたり、煮てコンソメ風のスープにしたり、電子レンジでチンしてしんなりさせるなど目先を変えたりもしました」
 もちろん食事の量も減らした。小松菜、ホウレンソウなどの青物野菜は自由に食べるかわりに、牛乳は1日の摂取量を200cc、卵は1個、魚は刺し身5切れ、肉は薄切り6枚、豆腐は半丁、果物は2個に抑え、ご飯は毎食茶碗3分の2程度にした。
「砂糖なしならコーヒー、紅茶はOK。付き合いでビール(500ミリリットル)を飲んだ時はご飯を抜きました。やせるための運動はしませんでした」
 簗瀬氏が3カ月のダイエットで使ったお金は、半玉キャベツ90個分を含め1万円程度。あなたも試してみる?

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