高齢などによる聴力低下を防ぐ赤ワイン、緑茶
人は高齢や大音響、抗生物質などによって、聴力が低下するケースが多い。これは患者の耳の中に生えている毛の細胞が破壊されるためだが、赤ワイン、緑茶、解熱鎮痛薬のアスピリンなどに含まれるレスベラトロールなどの抗酸化剤には、それを防ぐ働きがあると、米ミシガン大医学部の研究班などが報告している。
抗酸化剤は抗生物質ゲンタマイシンによる聴力低下にも効果がある。やはり高齢が原因で目まいや吐き気がするメニエル病も、スウェーデンのウプサラ大学の研究班によると、耳の中の毛の細胞が破壊されて起きるが、3種類の抗酸化剤ビタミンC、レバミピド、グルタチオンのカクテルを半年投与すると改善が見られるという。
抗酸化剤が耳の老化を予防することは、ラットの実験でも証明されているという。
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