花粉症を徹底的に防ぐ!

効果実証の話題商品とは?!

 今年の花粉の飛散量は少ない! 東日本は過去10年平均値の30〜50%、西日本は50〜100%と予想されている。ある専門家は、「やり方によっては、眠くなるなどの副作用がある薬を飲まなくても、花粉症の症状にほとんど苦しまなくて済むかもしれない」と話す。そこで、実験で効果が証明された今年話題の商品を紹介しよう。

●玉屏風散 
「玉屏風散(ぎょくへいふうさん)は黄耆(おうぎ)、防風(ぼうふう)、白朮(びゃくじゅつ)の3つの生薬からなる漢方薬です。中国では非常にポピュラーな風邪対策の漢方薬で、薬として飲まれているだけでなく、薬膳料理などにも使われています。“玉屏風散粥(かゆ)”などは、よく食べられていますよ」(『玉屏風散』を取り扱うイスクラ産業保健食品課・瀬井康雄氏)
 この漢方、動物実験で花粉症への効果が明らかになり注目を集めている。
「花粉症のモルモットに玉屏風散を投与したところ、花粉を与えてもアレルギー反応が起こりにくい体質に変化したのです」(瀬井氏)
 残念なのは、玉屏風散が保険適用外ということ。場所によっては、手に入りにくい場合もあるが、「副作用はまったくないと言っていいくらい、安全な漢方薬なので、安心して飲めます」(瀬井氏)とのことなので、ぜひ一度、漢方を専門に扱う漢方薬局で聞いてみたい。

●乳酸菌+漢方薬
 ニチニチ製薬中央研究所の嶋田貴志氏らが行った研究で、乳酸菌を漢方薬と一緒に取ると、漢方薬の量が少量でも花粉症の症状がかなり抑えられることが分かった。
「人為的にアレルギーを引き起こしたマウスを4グループに分けました。“何も食べさせない”“少量の漢方薬”“大量の漢方薬”“少量の漢方薬+特殊処理した乳酸菌(LFK)”です。そして、アレルギー症状の強さを見ると、少量の漢方薬だけではほとんど効果が見られませんでしたが、乳酸菌をプラスしたマウスは、大量の漢方薬を与えたときと同等レベルまでアレルギー症状を抑えられたのです」(嶋田氏)
 さらにこの実験では、アレルギー症状のひとつの指標であるIgE量も減っていた。
「理由はまだ解明されていませんが、腸内環境や腸内細菌の改善が影響していることが考えられます」(嶋田氏)
 漢方薬と一緒に、試してみるといい。

●ポリフェノール
 ポリフェノールには、しょうゆポリフェノール、ワサビポリフェノール、トマトポリフェノールなど、いろいろなものがある。
 くしゃみや鼻水などの症状は、“花粉アレルゲン”によって「肥満細胞」という細胞が活性化してヒスタミンが放出されることで起こるが、このヒスタミンの放出を抑えるのがポリフェノールの働きだ。
 サプリメントで販売されているので、試す価値ありだ。

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