肩凝りに効く


 朝からずっとパソコンの画面とにらめっこで、肩凝りがひどい人も多いでしょうね。同じ姿勢で長時間作業をすると、血行が悪くなって、疲労物質である乳酸が蓄積し、凝りがひどくなるんです。
 そこで今回は、肩を動かして乳酸の排出を高めるのに役立つ“10歩”を紹介しましょう。

●手回しウォーク
 肩の付け根の後ろ側にあるのが肩甲骨です。この周辺を意識して回すのがポイントです。
(1)両手をなるべく大きく広げます。ひじを軽く曲げ、両手の5本の指を開きます。
(2)肩甲骨を大きく後ろに回しながら5歩、今度は前に回しながら5歩進みます。

●肩回しウォーク
 両手はダラリと下げたままやります。腹筋に力を入れ、なるべく大きい動作で肩を回します。
(1)両方の肩を同時に上げます。耳に可能な限り近づくようにします。
(2)両肩を上げたところから、後方に大きく回します。円を描くようにします。回しながら5歩前進し、今度は前方に回しながら5歩前進します。

●どうして10歩でOKなの?
 体の不調の原因のひとつが体の歪み。これを正すことで、代謝がよくなり、バランスよく力がかかるようになり、不調が改善されます。
 私が考案したウォーキングは、歪みを正し、あまり使われない筋肉も存分に使う方法を取り入れています。だからこそ、わずか10歩でもOKなのです。

●〈まえだ・ようこ〉 ヨーコ・ウォーキング・ラボ主宰。自ら編み出した10歩でOKの「骨盤らくらくウォーキング」を指導。自身も15キロの減量に成功し、腰痛、ひざ痛、肩凝り、高脂血症などを改善した。上野にレッスンスタジオあり。

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