4つのタイプに分かれる気質で違う取るべきサプリ

48の質問でまず自分の気質を判定


 サプリの効能はさまざまだが、せっかくのんでも効いた実感がないことがある。それは効果の有無が、人の“気質”によって決まっているからだというのだ。「野菜が毒になる人、ならない人」(幻冬舎)の著者石川善光氏が言う。
「人に必要な栄養素は、その人の体質によって厳然と規定されています。サプリも同じです。たとえば夫婦でビタミンBを取って、妻に疲労回復効果が見られて夫がそうでないのは、妻はBに合う体質で、夫は合わない体質だから。体質に合わなければ、効果はゼロなのです。その体質を見極める重要な指標のひとつが気質ですから、必要なサプリは気質によって決まっているともいえるのです」
 石川氏に気質(体質)を調べるチェックリストを作ってもらった。まず、48の全質問に○、×をつける。最も○(該当項目)の多いグループが、あなたの気質(同数で並ぶ場合はそれぞれがあてはまる)だ。それでは具体的に見てみよう。

●完璧 ・ 決定型の気質
 スピード重視で、回りくどい説明にイライラする。質問されることを好まず、人から指示されることも嫌う。
「このタイプは乳製品が体質に合わないので、カルシウムは1日2500ミリグラムを目標にサプリで摂取すること。イライラによる血圧上昇の予防に効果的なビタミンK、糖代謝を高めてくれるαリポ酸も必要です」

●現実 ・ 慎重型の気質
 クールに仕事をコツコツとこなす。責任感が強く、仕事はやり遂げるが、途中で予定が狂うと、必要以上に精神的なダメージを受ける。
「タンパク質の分解酵素が弱く、コレステロールがたまりやすいので、コエンザイムQ10やαリポ酸がいい。ΒカロテンとビタミンAを一緒に取り、免疫アップや生殖機能の維持に役立てます。ビタミンAは3000マイクログラムまで、βカロテンは1日10ミリグラム以下が摂取量の目安です」

●自由 ・ 発想型の気質
 マイペースで、型にとらわれない楽天家。理論的な話し合いや、干渉されるのが苦手。機嫌の良しあしが体調に連動する。
「消化酵素がバランスよく機能しているので、マルチビタミンをベースにマグネシウムを補うといい。好きなことには没頭しやすいので、メラトニンで体内時計を調整することも重要です」

●調和 ・ 敏感型の気質
 気を回しすぎて、ストレスをためやすいのが、このタイプ。気がついたときには、神経をすり減らしてクタクタに。
「免疫力を高める亜鉛がいい。取り過ぎると逆効果なので、1日10ミリグラム以下を守ってください。ストレスホルモンのコルチゾールの分泌を抑え、酸化を予防するビタミンCも取った方がいいですね。1回500ミリグラムずつ3、4回に分けて、1日1500〜2000ミリグラムが目安です」

●気質チェックリスト
【完璧・決定型】
知的冒険が好き
独立心が強い
傲慢でわがままなところがある
思い通りにならないとイライラする
人間関係より仕事(目的)を優先させる
過程より結果や成果を重視する
断定的な言い方をする
何でも早く決断する
すぐ要点に入る
長い間使っていないものは捨てる
道理の通らないことは我慢できない
他者の気持ちに鈍感で他人にも自分にも厳しい

【自由・発想型】
好奇心旺盛で伝統や常識にとらわれない
思いもつかない発想をする
楽天的で飽きっぽい
計画を立てず、あまり考えないで行動する
感情表現が豊か
好き嫌いで判断する
臨機応変で順応性が高い
仕切り屋で盛り上げ上手
気軽にコミュニケーションを交わす
お調子者といわれる
立ち直りが早い
興味のあるものにはトコトンのめり込む

【現実・慎重型】
行動する前に情報を集め慎重に行う
ミスを徹底的に嫌う完璧主義者
保守的、リスクを避ける
変化を好まず、今までのやり方を活用する
責任感が強い
クールで感情を出さない
論理的に細かい事実について話す
組織や家庭の規則や伝統を大切にする
変動、変革、混乱時が苦手
生真面目、頑固で融通が利かない
計画的で言動が一致している
人当たりが良いが、大人数が苦手

【調和・敏感型】
他人の気持ちに敏感
公の場では協調性が高い
争いを避けようとする
遠まわしな言い方をする
使っていない物でも捨てられない
決断に時間がかかる
仕事(目的)より人間関係優先
気配りが上手
人からどう見られているか気になる
自分のことは後回しにしてしまう
和を重んじる献身的な人
人の話に親身になって耳を傾ける

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