男度UPのツボ

好評「一発勝負のツボ押し」特別版

 朝晩の気温がグッと低くなった。こんなときは体に“悪影響”が出やすい。普段は問題ない人でも、いきなり勃起不全になったり、抜け毛が増えたりする可能性があるのだ。そこで、この時季に特にやるといい、“男に効く”ツボを紹介しよう。總健鍼灸治療センター・角貝釀計院長の弊紙連載「一発勝負のツボ押し」の特別版だ。

★勃起不全
「勃起不全の原因は、体の冷えやストレスによる腎と肝の働きの低下です。太衝(たいしょう)、湧泉(ゆうせん)、中極(ちゅうきょく)のツボを1日1回、3週間刺激してください。腎と肝の働きがよくなり、勃起不全が改善されます」
 やり方はこうだ。まず42度前後のシャワーを、首の後ろから背中やおしりに向けて3分ほどかける。次に、先の3つのツボに集中してシャワーをかける。風呂から上がり、体を拭いた後は指でツボを両手の人さし指の腹で強めに押す。太衝と湧泉は各20回、中極は8回が目安だ。
「3つのツボに灸をすると、より一層効果が上がります。さらに食事でショウガやニンニクなど辛いものを取り、体を冷やす冷たいビールなどは避けるといいでしょう」

★抜け毛
「頭皮の血流が悪いと、抜け毛がひどくなります。百会(ひゃくえ)、上星(じょうせい)、臨泣(りんきゅう)のツボを毎日刺激すれば、抜け毛の量が減ります」
 両手の手のひらで、頭全体を軽くポンポンと叩く、20回ほどが目安だ。そして、各ツボを中指の腹で強く8回押す。加えて、竹踏みなどで足の裏を刺激すると一層抜け毛予防効果が高くなる。

★頻尿
 50代以上に多い男性特有の悩みのひとつだ。これを改善するのが気海(きかい)、関元(かんげん)、曲骨(きょくこつ)。
「寝る前にやるのが一番のお勧めです。両手の人さし指と中指を気海、関元、曲骨のツボに当てて、ゆっくりと息を吐きながら、時間をかけて押しましょう。目安は8回です」
 毎晩、少なくとも3週間継続することだ。

★痛風
「痛風の発作を起こすのは体内の尿酸の量が増えるから。ツボ押しは体内の代謝をよくするので、尿酸の量を減らして痛風予防に効果的です」
 ツボは陰陵泉(いんりょうせん)、総健点(そうけんてん)、曲池(きょくち)だ。強めに10回ずつ押すといい。
 これで“男度”が上がれば言うことなし。

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