効果“保証付き”の花粉症対策

今年は飛散量が少ないというが油断しちゃダメ

 本格的に花粉が飛び始めるまであと少し。「史上最大級」といわれた昨年に比べて、今年は飛散量が少ないと予測されているが、油断は厳禁だ。しかし、手間のかかる対策は面倒だし、続かない。そこで、ほんのちょっとしたことだけど「実際に試して効果があった」という“保証付き”の方法を紹介しよう。

★乳酸菌を取る
「昨年は年明けから、乳酸菌のドリンクを毎日少なくとも1本は飲んでいました。すると、花粉の量が多い年だったのにもかかわらず、例年よりも症状が軽かったのです」と言うのは、花粉症歴30年のKさん(49歳)。
 実は、乳酸菌が花粉症の症状を緩和することは、世界的に注目を集めていて、研究が進められている。乳酸菌にはいくつかの種類があるが、Kさんが取った乳酸菌は「L―92株」。これを飲んだ7割が花粉症の季節をいつもより楽に過ごせた、という調査報告もある。

★ビフィズス菌を取る
 Yさん(60歳)はビフィズス菌のサプリメントを毎日取っていたところ、例年シーズン中は毎日花粉症の薬を飲んでいたが、昨年は1、2回で済んだ。
 昨年の日本アレルギー学会で、ビフィズス菌の花粉症への効果が発表された。ビフィズス菌の一種、BB536の粉末を花粉飛散の1カ月前から13週間継続して取った組と、取らなかった組を比較。結果は取った組の9割が薬なしでOKだったが、取らなかった組は6割が症状悪化で薬が必要になった。

★ヨーグルトを食べる
 前出のYさんの妻は、ヨーグルトを毎日お椀サイズの入れ物に1杯食べたら、Yさん同様、花粉症の症状がほとんど出なかった。食べていたのは“ビフィズス菌が腸まで生きたまま届く”とうたったヨーグルト。ビフィズス菌は、サプリでもヨーグルトでも好みの方を試すといい。

★煮詰めたドクダミ茶を飲む
 Eさん(33歳)が花粉症対策で効果を実感したのは煮詰めたドクダミ茶。
「思い切って湯が半分くらいに減るまで煮詰め、その濃いドクダミ茶を朝晩2回それぞれ大きいカップに3、4杯ずつ飲んでいた」
 ティーバッグに湯を注ぐだけで飲んでいたときは、効果があまり感じられなかったそうで、煮詰めたのがよかったとのこと。

★トマトとしょうゆのサプリメントを飲む
 花粉症でくしゃみと目のかゆみがひどかったIさん(38歳)は、「トマトのちから」(キッコーマン)と「四季爽快」(ヒガシマル醤油)の2つのサプリメントを試した。
「花粉シーズンの1〜2カ月前から飲み始めたら、くしゃみも目のかゆみも軽くて済んだ」(Iさん)
「トマトのちから」は、トマトの皮に含まれるナリンゲニンカルコンというポリフェノールの一種が主成分で、これがヒスタミンの分泌を抑える。「四季爽快」は、しょうゆの成分「しょうゆ多糖類」が含まれていて、臨床実験で摂取したグループの方がくしゃみや鼻詰まりなどの症状が少なかったという報告がある。

★紅富貴茶を飲む
 花粉症対策のお茶としては甜茶やシソ茶が知られているが、いま注目を集めているのは「紅富貴(べにふうき)茶」だ。これに多く含まれるメチル化カテキンという成分に、アレルギー症状を抑える作用があることが、実験で明らかになったのだ。花粉症に加え、慢性アレルギー性鼻炎のOさん(32歳)は「即効性もあるのか、お茶を飲んで1時間くらいでアレルギー性鼻炎のクシャミがあまり出なくなった」という。
 複数のメーカーからお茶や、お茶のキャンディーが発売されている。
 以上の対策は、今から始めてこそ、より効果的。薬のように眠気などの副作用がなく、日常生活に害を及ぼすこともない。さあ、さあ、できるだけいくつもやってみようではないか。

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