ハゲは自毛植毛で治る!
手術の痛みも副作用も一切なし
プロペシアの登場で、薄毛対策市場が活気づいている。飲み薬のプロペシアは髪の毛を細く短くする作用のある男性ホルモンの生成を妨げ、脱毛症を改善する仕組み。いかにも効果がありそうだが、これよりも確実に薄毛を治す方法がある。それもたった1回の手術で済み、その後の“メンテナンス”も一切不要。その画期的な治療法をご紹介しよう。
日本の薄毛人口は1200万人ともいわれ、実に10人に1人が薄毛だ。その多くは頭頂部がツルツルで、側頭部と後頭部に毛髪が残る“波平さん型”。そんな人の“救世主”が自毛(じもう)植毛だ。劇的に薄毛が改善する。
●皮膚を毛根ごと採取
自毛植毛はその名の通り自分の毛を薄毛の部分に植えること。医療行為で、外科医が行う。自毛植毛先進国の米国では毎年約100万人が自毛植毛で毛を“再生”させている。これを日本で実施しているのが、新宿のアイランドタワークリニックだ。どんな手術か。広報部長の外垣守康氏が解説する。
「側頭部や後頭部から縦2センチ、幅20センチの皮膚を毛根ごと薄く採取します。次に切り取った皮膚は最新機械に入れ、グラフト(株)という毛髪3本分の最小単位に分離。このグラフトを薄毛の部分に植毛します。切り取られた部分は、上下を縫い合わせて縫合するので、そこがハゲることはありません。これがクリニック独自のQHRシステムによる自毛植毛技術です」
移植の際、グラフトを植えるための穴を開けるが、麻酔をするので痛みはほとんどない。切り取られた部分についても大丈夫。「後頭部の皮膚はどんな人でも余裕があって、縦8センチ分を切っても問題ない」(外垣部長)からだ。
●定着率は何と95%!
手術は4時間ほどで終了する。違和感はまったくない。植毛した毛の定着率は何と95%! こうした効果が得られるのは術前のカウンセリングがあればこそ。
「医師が患者の不安や疑問を取り除くほか、植毛後のデザインや術後の状況についてじっくり話し合います。不安な点はすべて解消して手術に移りますので、心配ありません」(外垣部長)
術後は入院することなく、帰宅できる。翌日に患部の消毒で通院したら終了だ。その足で仕事に行っても構わない。洗髪はその夜から可能だ。ただ、移植部分が不安定なので優しく洗うこと。
「自分の毛ですから拒絶反応はもちろん、副作用もありません。人によっては術後2カ月前後に一度、毛髪が抜ける人もいますが、毛根自体は残っていますから大丈夫。6〜8カ月で完全に生えそろいます」(外垣部長)
●費用は約100万円
患者は30代が中心で、クリニックには毎月200人ほどが訪れる。植毛は800〜1500グラフトが一般的。ケースで1100グラフトほど。薄毛部分の広さによっては2000グラフトを移植する人も。
気になる費用は?
「基本治療費21万円に移植本数に応じた植毛費が加算され、80万〜100万円が相場です」(外垣部長)
一見、高額だが、100万円以上のカツラはいくらでもある。カツラはその後のメンテナンス費用が必要だが、こちらは不要。自毛植毛の方が断然オトクだ。薄毛に悩む人は考えてみては?
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