クーラー消してぐっすり寝るワザ


夏体調を崩さないために絶対役立つ

 暑い。夜も気温が下がらず寝苦しい。だから寝ている間もクーラーつけっぱなし、という人は多いだろう。しかし、これは体調不良のもとだ。そこで「分かっちゃいるけどやめられない」「何度も挫折した」という人もOKの“成功者”から聞いた、とっておきのワザを紹介しよう。
 記者が試してみて“これはスゴイ!”と思ったのが、生活情報サイト、「オールアバウトジャパン」の「フレンチ」ガイド、嶋啓祐氏の方法だ。
「北海道出身なので、東京の暑さに慣れるまで時間がかかりました。夜もクーラーをつけて寝ていました」と話す嶋氏は仕事柄、体をベストに保つ必要から“消す”ことを決めた。そして試行錯誤の末、最高の方法を見つけたという。
「家の中の用事をすべて終わらせ、寝る準備を完全に整えてから、水シャワーを浴びるか水風呂につかります。そうやって体を冷やします。そしてここからは極力、体を動かさないようにする。体を拭くのもゴシゴシやらないで、ゆっくり、そーっと。服(Tシャツ&パンツ)を着るのも、寝室まで行くのも、同様です。体の動きが大きいとエネルギーを使って暑くなる。これはかなり効果があります」(嶋氏)
 体には、風が当たるとスーッとする「シーブリーズ」を大量に吹きかける。そして、眠りに入りやすいように、一定のリズムの音楽をかけ、布団に横になる前に胃腸に優しい軟水(常温)をコップ1杯飲む。空気が循環するよう、“天井に向けて”扇風機を回す。これらの準備も、風呂の前にやっておく。そして横になる。嶋氏はこれで、5年間全くクーラーなしで寝ている。

 今回、話を聞いた人の中で、最も多かったのは「水枕を使う」だ。そのひとり、Hさんは言う。
「かなり効果的。頭が冷たいので、気温の高さが気にならない」
 夫婦共働きのOさんは「夜、家に帰るとすぐにクーラーをつけたくなるが、それをすると体がクーラーの冷たさに慣れて、切ってから余計につらく感じる。だから、最初からつけない」と話す。
 その代わり、家中の窓を全開にして風を通す。電気をつけるより消した方が「涼しく感じる」からと、間接照明にする。風呂に入って十分に涼んでから寝る。
「辛いもの、熱いものを食べると、体がほてる」と言うKさんは、夏の間は香辛料はできる限り取らないようにしている。
「さらに、布団って結構暑い。だから、フローリングの床にそのまま寝ています。床が硬くて寝苦しいかと最初は思ったのですが、やってみると意外に快適。床が冷たくて寝やすい」
 ちなみに、別の人で「布団のはしに寝て、手足だけフローリングの床にはみ出している。冷たくていい」という話もあった。
 今夜からクーラーが消せるか?


mixi招待|症状別

>topへ