mixi招待 健康モバイル辞典withミクシィ
眼科専門医が教える 市販目薬の正しい選び方


 年末は仕事や年賀状書きで目を酷使し、目薬が手放せないという中高年は多い。しかし、「目薬なんてどれも同じ」と思っていないだろうか。ひと口に“疲れ目”といっても症状はさまざま。市販の目薬は100種類以上もあり、自分に合った目薬を選ばなければ、思ったような効果は期待できないのだ。そこで、「あまきクリニック」院長で眼科専門医の味木幸氏に、正しい目薬の選び方を聞いた。

●パソコンを使い続けると目がしょぼしょぼする
 パソコンを見続けると、まばたきの回数が減り、目の表面が乾く。それが“しょぼしょぼ感”の原因だ。
「塩化ナトリウム、塩化カリウムなどの無機塩類からなる目薬で目を潤わせれば、目の“しょぼしょぼ感”は解消できます」
 コンドロイチン硫酸ナトリウム入りを選べば、薬が目の表面に長くとどまり、効果はさらに高くなる。

●目がかすみ目の周りが痛い
 長時間デスクワークを続けると、目のピント調整機能が狂って起きる症状。これを改善するのが、ほとんどの目薬に入っているメチル硫酸ネオスチグミンだが……。
「さらに効果を上げるには、神経疲労をやわらげるビタミンB1 2入りを選ぶこと」

●酒を飲んだ翌日の目の充血を解消したい
 塩酸テトラヒドロゾリンか塩酸エファゾリンが含まれる目薬を選べばいい。含有量が多いほど効果はあるが、使い方には要注意。
「確かに血管の収縮を促し充血を目立たせなくしてくれますが、使いすぎるとよけい目が赤くなることがあります」
 使用後に激しい痛みや視力低下などが起きたら、角膜潰瘍や結膜炎が疑われるので、すぐに眼科医へ。

●軽い結膜炎やものもらいができた
 スルファメトキサゾール、グリチルリチン酸二カリウムなどの抗菌剤入りを選ぶ。
「軽い結膜炎や目のかゆみなどには効き目があります。ただ、耐性菌も増えているので、本格的なものもらいなどは、病院で診てもらうことです」

●寝不足だがしゃきっとしたい
 メンソールやカンフルが添加された目薬だ。
「副作用もほとんどないので眠気を取るにはいいかもしれません。ただ、気分がすっきりするだけで、目の疲れそのものが取れるわけではありません」
 なお、目薬は差した直後に1分間目をつむると、目にしっかり浸透するので効果的。雑菌繁殖しやすいので、封を切って1カ月以内で使い切ることが大切だ。




mixi招待|医師に質問|症状別
美容院/エクステ|女性総合大辞典

>topへ