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血糖値正常化法

実例と専門家の指摘から、はっきりした3つのポイント

 今年こそ糖尿病をよくしたい。毎年正月にはそう決心するが、“三日坊主”の繰り返しという人は多い。そこで、そういう人でも大丈夫な、3日で成果が出て、血糖値正常化が継続できるコツを紹介しよう。まずは2人の実例だ。

 営業マンのTさん(54歳)は“低炭水化物食”に変えたら、すぐ血糖値が下がり始めた。
「それまで幅広い食品をまんべんなく取る“糖尿病食”を目指しながら丼もので済ますこともしばしばで、食後血糖値は300前後をウロウロしていました。ところが、“ご飯茶碗1膳”を守った日から、180から200くらいに落ち着いたのです。おかずの制限はしてません。“低炭水化物食は効く”と実感しました」
 麺類と丼のセットなど炭水化物だけの食事は一切中止。カレー粉や点心などに含まれる小麦粉程度の炭水化物もよくないことを発見し、これらを食べるときはご飯を半分に。その結果、食後血糖値は100前半をキープ。11.2だったHbA1cは1カ月で7.0に、2カ月後には5.4に低下。合併症の糖尿病性腎症も改善した。

 銀行マンのKさん(44歳)は、食後の運動で成功した。
「うな丼を食べた後の血糖値は300前後に上がるため控えていたのですが、大のうなぎ好きで我慢も限界になった。そこで食後1時間後に30分の速歩きをしてみたら、150台で済んだのです。食後の運動が血糖値の上昇をチャラにしてくれるので、解禁日をつくることに成功しました。それまで運動は日中の外回りで十分と思っていましたが、今は夕食後にも歩いています」
 ジョギングだと血糖値低下が長く続くため、“大盛り”のときはジョギングをしている。
 2人の知恵は、だれにも役立つのか。糖尿病専門医で、AGE内科クリニックの牧田善二院長が言う。
「低炭水化物食の効果は医学的に証明されているし、食後の運動の効果も症例から明らかです。治療は、この2つの組み合わせで、食後血糖値を200以下にキープすることが大切です。7割以上の日にちで200以下をキープできれば、過去2カ月の血糖状態を示すHbA1cは確実に下がります。これを目に見える形で成果を確認し実行し続けるためには、食事前と運動後に血糖値の自己測定を行うこと。これだけで1日目から成果が実感できます」
 前出のKさんは、この3つの組み合わせで、HbA1cが3カ月で11.4から6.1に低下し服薬を中止。4カ月目からは、基準値以内の4.9前後で落ち着いている。
※聖路加国際病院・元内科医長。現在は、東京・月島にある「西崎クリニック」院長。専門は消化器内科。




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