残業に次ぐ残業で睡眠時間が足りない。眠いから業務に身が入らない。仕事がはかどらないから今日も残業…。こんな悪循環に悩む平成の企業戦士。そこでオススメしたいのが、計算されたお昼寝、“仮眠”である。

「昼寝をすると大脳が休まり、リフレッシュ効果が高まるので、その後の作業効率や判断力が向上する。これは実験でも証明されています」

そう話すのは、ナショナルセンター東京にある「suimin' Room」の原真紀さん。「suimin' Room」は日ごろの眠り方についての相談や快眠体験ができるスポット。もちろん「眠気スッキリ体験」という仮眠体験コースも用意している。

「昼寝に望ましい睡眠時間は15分間です。睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」がありますが、15分を過ぎると深い睡眠であるノンレム睡眠に入り、目覚めたときに眠気が残って頭がボーッと働かなくなってしまうことがあります」(原さん)

そんな効果を狙って仮眠の時間を設けている企業もあるらしい。それだけではなく、最近では「仮眠ルーム」を提供するという商売も出現しているというから驚きだ。

例えば日本橋にある会員制睡眠サロン「GOOD SLEEP SALON NAPIA」(問いあわせTEL:03―3272―0135)。会員制の名にふさわしく、ベッドルームはすべて個室。照明などの環境はすべて「仕事の合間の仮眠」を目的に整えている。気になる料金は1回40分800円(初回のみ登録料1000円必要)。また歌舞伎町のホテル「カフェホテル新宿」(問いあわせTEL:03―5155―3521)は1時間980円から利用可能。このように部屋を時間貸しするホテルも増えてきた。首都圏以外でも福岡では、15分 350円とより使い勝手のいい「仮眠ルーム」がオープンしているという。

「睡眠障害」が問題視されている昨今。ホワイトボードに「仮眠 15:00戻り」なんて当たり前のように書かれる時代も近かったりして…。


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