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インフルエンザ撃退する3大作戦

ワクチン接種だけじゃない

 インフルエンザシーズンを間近に控え、“準備”は万全だろうか? 今年は致死率が6割という新型ウイルスの流行も予想され、注目を集めている。インフルエンザワクチンの接種はもちろん、効くということはどんなことでも試したい。そこで今すぐに始められる、日常生活での3大インフルエンザ対策を紹介しよう。

●口腔ケアを徹底する
 東京都府中市の特別養護老人ホーム「あさひ苑」で数年前、ある試みが行われた。週に1回、歯科衛生士が高齢者を対象に、歯磨きや舌磨きの指導、歯垢の除去といった口腔ケアを行ったのだ。すると、口腔ケアを実施しなかった施設と比べて、インフルエンザの発症率が10分の1に激減したという。
「これは実に理にかなっていることです」と言うのは「もろずみ歯科医院」(神奈川県)の両角旦院長だ。
「“病気になりたくなかったら歯科に行け”という言葉があるくらい、口腔ケアは病気予防に役立つのです。インフルエンザも例外ではありません。口腔内には歯周病菌をはじめとする多くの細菌がいます。ケアを十分に行っていない人ほど、その数が多く、インフルエンザウイルスと“結託”して、インフルエンザを発症しやすくしているのです」
 インフルエンザのピークを迎える前に、歯科に行き、歯垢を取り除く。毎日の歯磨きをきっちりと行う。特に、細菌が増えやすくなる夜の歯磨きは念入りに。
「うがいを何度もするだけでも随分と違います。洗口液を使ってやれば、一層いいです」
●ヨーグルトを食べる
 国際健康開発研究所の家森幸男所長、武庫川女子大、フジッコの共同研究で、カスピ海ヨーグルトを食べることでインフルエンザ予防接種効果が向上することが明らかになった。実験で食べた量は1日100グラムで10週間続けた。さらに別の実験では、ヨーグルトの摂取で免疫細胞の働きがよくなるという結果が出た。
 飯塚ヘルスフーズの飯塚律子所長が言う。
「ヨーグルトは善玉菌を増やし、同時に悪玉菌を減らして腸内の環境を整えます。それが結果的に免疫力を高めることになり、インフルエンザ対策に役立つのです。私のお勧めは、ヨーグルトにきな粉、旬の果物を入れて食べること。牛乳を原料に作られるヨーグルトは一般的に動物性なので、動物性と植物性の成分がバランスよく取れ、ビタミン類も摂取できるので、相乗効果が期待できるのです」

●茶や水を頻繁に飲む
「口腔ケアを万全にやることが前提ですが、お茶や水をしょっちゅう飲むと、口腔内のインフルエンザウイルスなどが水分で胃腸に押しやられ、強力な胃酸で死滅するのです」(前出の両角氏)
 1日3度の歯磨きに加え、食事前後や仕事中など、機会を見つけて水分を取るといい。




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