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逆流性食道炎になる生活習慣ワースト5

10倍食道がんになりやすい

「胸焼けがする」「食べ物がのどにつかえる」「胸が痛い」という人は、逆流性食道炎を疑った方がいい。放っておくと食道がんになりやすいというから要警戒だ。

「逆流性食道炎は、胃液が食道に逆流することで、食道の粘膜である扁平(へんぺい)上皮が、胃の粘膜である円柱上皮に変化する病気です。変化した粘膜をバレット粘膜といい、このバレット粘膜からバレット腺がんという食道がんが起きやすくなります」
 こう言うのは食道がんに詳しい鳥居内科クリニックの鳥居明院長だ。
 バレット腺がんは日本では聞きなれないがんだが、欧米ではこの30年間に飛躍的に増えた食道がん。診断から死亡まで平均18カ月以下、手術後の5年生存率が20%以下というから恐ろしい。
 その前触れが逆流性食道炎で、バレット粘膜ができると、正常な人の10倍以上食道がんになりやすいという。病気になる可能性が高くなるのは、どんな生活習慣の人なのか?
●夜遅くの大食い・早食い
 家族が寝静まった台所でひとり食事を取ることが多く、早食い・大食いになりがち。しかも食後30分ほどで寝てしまう。
「胃の中に大量の食べ物と胃酸が残ったまま横になれば、胃酸が逆流するのは当たり前。早食いは空気を大量にのみ込み、ゲップが出て逆流を加速します」(鳥居院長)

●忙しい時に焼き肉など脂っこいものを食べる
 忙しい年末を乗り切るため、焼き肉などの脂っこいスタミナ食を好んで食べる人がいるが、やめた方がいい。
「肉など脂っこいものを食べると、胃は胃酸を大量に出します。一方、忙しくストレスがたまる時期は、腸の粘膜が過敏になり逆流性食道炎の症状が出やすくなる。ただでさえ中高年は食道と胃の境にある食道下部括約筋と呼ばれる弁の働きが衰えてくるので、忙しい時は脂っこい食べ物は避けるべきです」(弘邦医院の林督元院長)

●畳に布団、低い枕
「欧米でリクライニングベッドが人気なのも、ホテルのベッドに複数のクッションが置いてあるのも、胃より食道を高くして胃酸の逆流を防ぐため。畳に布団、低い枕の人は気をつけた方がいい。ちなみに、左半身を下にして寝ると、胃酸が逆流しやすい」(林院長)

●肥満者が前かがみになる
 太り気味の人が前かがみになると、腹が圧迫されて胃が強く押され、胃酸が逆流する。靴ひもを結んだり、風呂の掃除などで前かがみになるのがシンドイ人は、このタイプ。

●ピロリ菌を退治中
 胃潰瘍や胃がんの元凶といわれるピロリ菌だが、これが少ないと胃が元気になって胃酸がたくさん出る。その結果、逆流性食道炎になりやすい。ピロリ菌の感染率が低い30代以下、40代以上でもピロリ菌を除菌した人は気をつけよう。





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