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不足すると4倍のスピードで老化が進む!

老化を防ぐビタミンCの取り方
 アンチエージング関連ビジネスが盛況だが、効果が怪しいものも少なくない。ワケのわからないものに手を出すのなら、ビタミンCを摂取した方が賢明だという。東京都老人総合研究所の石神昭人・主任研究員に聞いた。

「ラットでの実験で、ビタミンCが不足すると、4倍のスピードで老化が進むことがわかったのです」
 石神氏らの研究チームは、世界で初めて加齢とともに減少するSMP30というタンパク質を発見した。そのSMP30は、ビタミンCの合成に深く関係しているため、ビタミンCが減少することで老化が進むことが結論づけられたという。
「遺伝子操作でSMP30のないマウスを作り、普通のマウスと比較したところ、SMP30のないマウスは6カ月で半数が死亡しましたが、普通のマウスは半数が死ぬまでに24カ月かかったのです」 では、どうやってビタミンCを摂取すれば、老化予防に効果的なのか。ただやみくもに摂取してもダメ。より効果的に摂取するには、ワザがいるのだ。
 まず第1は、ビタミンCと一緒に取る食品の種類を考えること。例えば、ボケ対策ならジャガイモだ。
「ジャガイモに多く含まれるデンプンは、脳の栄養素となり、脳細胞を活性化してくれるほか、ビタミンCを守り、損失を防いでくれます」
 できれば、ほかの食品からのビタミンC摂取にプラスしてジャガイモを食べるのがベター。
 老化によって落ちてくる肺機能の維持には、抗酸化食品をプラスしてビタミンCを取ること。
「たばこの煙を充満させた部屋で実験すると、ビタミンC不足のマウスは2カ月で慢性閉塞性肺疾患(COPD)を発症しますが、普通のマウスは6カ月。呼吸器疾患を予防し、肺機能を維持するためには、ビタミンCが欠かせません。さらに効果を得たい人は、トマトサラダなど抗酸化力の高い食品をあわせて取るといい」
 ただし、注意点もある。
「ビタミンCは鉄と反応して活性酸素を出し、動脈硬化を進める恐れがあります。サプリなどでの過剰摂取は禁物。脳梗塞や心筋梗塞などの虚血状態の人は要注意です」
 ビタミンCの1日の許容摂取量は2000ミリグラム。これはトマトなら約10キロ分、ミカンなら約6キロ分だから、野菜や果物でビタミンCを取るなら心配はないが、サプリメントを利用するときは要注意だ。




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