片頭痛治す磁気刺激装置を開発


 片頭痛持ちに朗報! 米カリフォルニア州に本拠をおくニューラリーブ社が磁気エネルギーを利用して、片頭痛を治す装置の開発に成功した。
 商品の正式名称は「頭蓋磁気刺激装置」(TMS device)とややいかめしいが、家庭用に開発されたため、小ぶりで軽くて持ち運びも可能という。投薬以外の初の機器治療法として話題になっている。
 形は底の深い弁当箱のようで、両側に10センチ程度の取っ手がついている。それを両手で持って頭のうしろにつけてボタンを押すと、脳に電磁気が放射される仕組み。
 電磁気による刺激で片頭痛の原因になっている脳神経の乱れを直すメカニズムで、80%の利用者が2時間以内に片頭痛から解放されるという。
 ニューラリーブ社のゲーリー・ストロイ社長は日刊ゲンダイ本紙に「FDA(米食品医薬品局)の認可を得られるのは来年の夏で、発売はそれ以降になる。日本で販売するかどうかまだ決めていないが、日本を含めた海外販売計画は2008年に決めたい」と語った。

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